- テストエンジニアって楽そう
- ただシステムのテストするだけでしょ？
- こんな自分でもできそう！
- 専門知識とかいらないんでしょ？
もしこのように思っている人がいるならそれは大きな間違いです。
自己紹介をするとわたしは現役のテストエンジニア（元開発）です。わたしも上記のようなことを最初は思っていました。ですが実際は全く違いました。仕事量はかなり多いですし時には恨まれ役になることもあります（この辺は後程）
今回は現役であるわたしがテストエンジニアについて色々お教えします。これを読んでもテストエンジニアになりたい人は相当向いてると思います。
テストエンジニアとは
システムやソフトウェアのテストはもちろん、設計書を作成したりプログラムも時々書いたりします。なのでプログラミンとテスト技法についての深い知識が必要になってきます。一方テストだけやるのはテスターと呼びます。
テスター＝テストエンジニアだと勘違いしがちですが厳密には少々違います。
テストエンジニアの仕事内容
テスト設計書の作成
テストをするためには設計書が必要です。様々なテストパターンを考えながら設計書を作成します。
テスト実施
皆さんが1番想像しやすい部分ですね。
ひたすらテストをします。案件によってはテスト項目が余裕で2000を超えます(笑) その他にもスクショを撮ってエビデンスを作ったり、設計書と期待結果が異なれば設計者に報告をしたりとかなり大変です。
レビュー
会社によって違いますがテストエンジニアは進捗率をメンバーと共有するためレビューをほぼ毎日やります。テストというのは最後の工程で「企画→設計→開発（プログラミング）→テスト→ok!」という流れになっています。最後の工程ということは設計や開発の遅れのしわ寄せがモロに来るのです。だから毎日レビューをやって何としてでも納期までに終わらせなければならない大変な仕事なのです。
開発チームへ品質改善提案
テストをしていると必ず不具合が見つかるのですが、テストエンジニアは開発チームにその不具合ほ報告しなければなりません。
しかし開発者は自分の作ったプログラムに絶対の自信があるので不具合報告を良く思いません（プライドが傷つくのに似てます） 時には恨まれたり厄介者扱いされます。ですが不具合を放置してしまうとお客様に大変な迷惑がかかるので、不具合報告をせざるおえません。この葛藤がテストエンジニアの１番しんどい部分かもしれませんね。
あとは「ここのボタンもう少し大きくした方がよくないですか？」など提案することもあります。
テストエンジニアの将来性
「テスト業務とか将来AIに取られそう」とお思いかもしれませんが、テストエンジニアの将来性はあります。確かにテスト業務だけでしたらAIで十分かもしれませんが、そのテストを設計したりAIがテストして出た不具合を報告したり、AIがテストしたものを最後にチェックするのはテストエンジニアの役目です。
なのでテストエンジニアの将来性はありです。
テストエンジニアに向いてる人
コミュニケーション能力が高く報連相ができる人
まずテストエンジニアは営業・開発・上層部・同じ部署の上司部下など色々な部署と話さなくてはいけない仕事です。なのでコミュニケーション能力が高いのは大前提です。
そして報連相です。テストエンジニアは製品リリースの最後の砦みたいなものなので、ちょっとした不具合や違和感でも必ず報連相しなければなりません。この報連相をしなかったり、めんどくさがってしまう人は向いてないかもしれません。
※報連相…報告・連絡・相談
単純作業をコツコツできる人
テストエンジニアには派手な仕事は無く地味な仕事ばかりです。特にテスト業務ではそれが顕著に表れます。
例えば「〇〇を押下すると○○のページに遷移できる」「△△を連打する」「××中に××をしてエラーが発生するか確認する」「わざと◇◇の環境にしてログを見る」などです。これが案件によりますが1000以上あったりします。
単純作業が苦手な人はやめておいた方がいいかもしれません。
転職するならエージェントを使おう
わたしは今まで2回転職しており、1回目は自分でサイトから申し込んで転職をしました。
自分で企業を見つける・面接を申し込む・急な用事で面接受けられない場合は自分で連絡をする・企業ごとに履歴書を書く、コピーする・落ちた場合その理由が分からないなど正直めんどくさいことだらけです。しかし転職エージェントを使えば企業の紹介・企業への連絡・履歴書等の修正などめんどくさいことを代わりに全てやってくれます。また、当落線上の企業へはプッシュをしてくれて合格率を高めてくれます。
以上のことから転職するときは転職エージェントを使いましょう。
ちなみにわたしはワークポートという転職エージェントを利用しました。ワークポートについての記事はこちら。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回のおさらいをすると
- テストエンジニアは大変な仕事
- テストエンジニアは将来性がある
- 向いてない人にはかなりしんどい仕事
- 転職するならエージェントを使おう
となります。
テストエンジニアは本当に大変な仕事です。開発と比べても地味だしマニアックな業種だし常に納期に追われる仕事です。それでもテストエンジニアになりたいと思っている人は本物だと思いますし必ず成功すると思いますよ。
実際わたしもテストエンジニアとして働いていますが、大変だけどやりがいのある面白い仕事だと思っています。
ネガティブなことばかり書きましたが興味があるならぜひテストエンジニアになってください。
ではでは。次回またお会いしましょう。
